チラシや広告デザインの6つのチェックポイント

チラシや広告のデザインが完成したら、一旦客観的に内容をチェックをするようにしています。今回はその際の自分なりのチェックポイントをご紹介します。

Webとは違い、チラシや広告は、そのスペースが限られていますので、選択&集中で、必要なことをコンパクト伝えないといけません。その中で下記のポイントを外していないか、チェックをします。

何屋さんかわかるか

広告をぱっと見て、「何屋さん」か一目見てわかるかは一番大事です。「イタリアンレストラン」なのか「個別学習塾」なのか「リフォーム屋さん」なのか。

対象は受動的に情報を得ますので、「これが自分に必要な情報かどうか」を一瞬で判断して見るか見ないかを決めます。焦点が絞られていない、ボンヤリとした広告は、まず見てもらえません。

伝え方はいろいろで、イメージ写真で伝える方法もありますし、目線が最初にいくといわれている左上に記載する方法もあります。

いちばん伝えたいことが大きく書かれているか

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ主演の映画「マイ・インターン」にこのような場面があります。

冒頭部分ですが、アン・ハサウェイ演じるファッションサイトのCEOとして活躍する女性起業家ジュールズが、サイトのアップデートに関する会議で、トップ画像のデザインについて次のような指摘します。

このサイトでは何を一番に伝えたいの? 5通りの着こなし? フィット感の違い?」

担当者「ああ、5通りの着こなしです」

「じゃあ、それが伝わるように変更しましょう」

締め切りまで時間がないのに、デザインの変更を指示し、担当者は数字の「5」をもっと大きく手直しをして、よいデザインになります。

あらすじとはあまり関係ない場面ですが、ジュールズが常に顧客目線で仕事をしていることを印象付けるカットです。

私にとってこの場面は、とても広告デザインの参考になり、常に意識してデザインをしています。

特徴を利点に変えて伝えることができているか

チラシや広告で紹介する商品は、その特徴を記載することが多いかと思いますが、その際のコピーライティングのコツとして、「特徴を利点に変えて説明する」ということを心がけています。その商品の特徴は、消費者にどんな利点があるでしょうか。

オファーがついているか

消費者を行動へと動機付けするには、何かしらオファー(特典)をつけることは大切です。

オファーは大きくわけると「ディスカウント」と「プレゼント」のいずれかです。さらに期間や数量を限定することで、お得感に限定感が加わり、より動機付けに結びつけることができるようになります。

店舗情報が記載されているか

特に無店舗出ない場合を除き、店名・住所・アクセス方法・地図・営業時間(受付時間)・定休日の情報は必須です。

コンタクト方法は記載されているか

業種によって顧客接点は違いますが、電話番号・FAX番号・メールアドレス・WebサイトのURL・SNSのアカウントなどが記載されているかチェックします。

WebサイトやLINEなどSNSに誘導したい場合はQRコードを使ってもよいでしょう。

まとめ

チラシや広告のデザインが完成したら、上記のポイントに基づいて、客観的にチェックして、改善を加えます。

普段目にする広告も、上記のような目線でみることにより、広告作りのアイデアを養うトレーニングになりますね。