ポスティング会社を選ぶときに押さえておきたい4つのポイント

全国にフランチャイズ展開をスタートさせたあるクライアントから、各店舗のオープンをそれぞれの地域にポスティングで告知したいという依頼を受けたことがあります。その際に、北から南まで全国約20都府県のポスティング事情を調べる機会となりましたので、そのときのポスティング会社の選定方法やポイントをまとめてみたいと思います。

ポスティング会社さがし

地元に近いところであれば、すでにいくつかのポスティング会社を知っていたのですが、全国各地となるとネット検索して片っ端から問い合わせをかけることになりました。「○○県(あるいは○○市) ポスティング」といった具合で調べていきました。

調べていくとポスティング会社には、下記のようにいくつかのタイプがあることがわかります。、その中から最適なものを選びます。

ポスティング専門会社

文字通りポスティングを専門に扱う会社さんで、主に1都道府県を網羅する程度の規模の会社が多いようです。その会社がポスティングスタッフを擁して直接配布します。対象地域にこうした会社があれば一番最初の選択肢になりますが、都市部では数社がみつかるものの、地方ではなかなか選択肢がありません。

代理店

ネットで検索すると、東京が本社で「全国にポスティングできます」といった会社もあります。おそらく上記のような専門業者に委託するようです。全国に広く配布する場合に依頼すると便利かもしれません。

新聞販売店

地域の新聞販売店で、ポスティングも請け負っているお店があります。エリアはそう広くありませんので、小規模なポスティングに向いています。

フリーペーパー会社

個別配布型のフリーペーパーを地域に展開している会社があり、チラシを併配してくれたり折込配布してくれたりする会社があります。全国展開している「サンケイリビング」もこの類になり、折込が可能です。

街の便利屋さん

街の便利屋さんでポスティングを請け負ってくれるところもありますが、依頼可能な配布枚数はそう多くないようです。


上記の中から、私の場合はポスティング専門会社、もしくはフリーペーパー会社に依頼するケースがほとんどでした。理由は次にあげる条件にマッチするものだったからです。

ポスティング会社選びのポイント

1.配布エリア

希望の地域に配布してもらえるか、これがまず第一にチェックするポイントです。都市部では多くのポスティング会社がありますが、人口に比例して会社探しは難しくなります。地方都市では配布業者自体存在しないことも少なくありません。

2.料金

料金も重要なポイントのひとつです。都市部では1枚あたり配布単価が3円前後の会社が多くありますが、地方都市ではなかには10円を超えるところもあります。

新聞折込の単価が1枚3円(販売店持ち込みの場合)ですので、ポスティングでも6円を超えてくると費用対効果の観点からコスト的に厳しくなってきます。

3.配布期間

ポスティング業者を選ぶ場合、配布期間も重要なポイントです。

こちらが指定する1〜2日で配布を終了できるところもあれば、1週間かけて配布する業者、1ヶ月程度かけて配布する業者などさまざまです。毎月特定の週・特定の日程で配布を行う併配業者もあります。

配布するチラシの内容が特に日程に関係ないものであれば、予算にあわせて選択することができますが、店舗のオープンや新商品発売日、周年セールなど日程の決まっているものの販促であれば、1週間程度で配布完了するような業者を選択する必要があります。

4.チラシの納期が間に合うか

配布日の2日前までに納品してほしいというところもあれば、納品から配布までに1週間程度の余裕をみてほしいといわれる業者もあります。納品スケジュールにあわせてチラシの制作・印刷スケジュールを立てなければなりませんので、事前にチェックが必要なポイントです。


上記4つおポイントをふまえてポスティング会社を選びます。

人口の少ない地方部ではなかなか探すのが難しくなりますので、その場合は告知方法自体を新聞折込チラシやフリーペーパー広告などに切り替える代替案を考えたほうが良いかと思います。